これからクルマを買おうという人で環境のことをまったく考えないという人は、最近ではほとんどいません。中古車を購入しようという人には、それなりにシビアな目でクルマの購入費用を考えている方が多くいます。年式や走行距離、傷や事故歴などの有無、次の車検までの期間と中古車の販売価格とのバランス、燃費などの維持にかかる費用など、いろいろな条件を吟味して購入をお決めになります。当然にさまざまな質問をしてこられるわけですが、環境に対する質問などを田主められるお客様も大勢いらっしゃいます。

環境に優しいクルマと言えば、マツダのCX-5は中古車市場でも人気があり、高値で取引されています。クリーンディーゼル車というのはディーゼルエンジンを搭載しており、軽油を燃料として走るクルマです。普通のクルマはガソリンエンジンを搭載しており、ガソリンを燃料としています。ディーゼル車は排気ガスがひどく、環境に対する負荷が大きいとして東京都をはじめとする大都市で走行が規制されるという経緯も持っています。しかしクリーンディーゼル車はこれらの問題をクリアにし、むしろ環境に優しいクルマとされています。

マツダのCX-5は初のクリーンディーゼルエンジン搭載車として、2012年に発売されたクルマです。使い勝手の良い5ドアハッチバック車で、ガソリンエンジンを搭載した20C・20S・25C・25CLパーケッジ、クリーンディーゼルエンジンを搭載したXD・XDLパッケージが展開されています。販売されている約8割がクリーンディーゼル搭載車だとされているので、XDとXDLが特に売れているグレードだということになります。ガソリンエンジン搭載車よりも馬力があり、価格の比較的安定している軽油を燃料としていることが支持された結果だということがいえます。

クリーンディーゼル車の購入に対しては補助金が受けられたことも、マツダのCX-5においてガソリンエンジン搭載車よりディーゼルエンジン搭載車のほうが売り上げを伸ばした理由のひとつとなっています。ガソリンよりもリッターあたり15円から20円も価格が低い軽油を使用することができ、さらに購入にあたっては補助金の支給を受けることができるとあっては、クルマを買おうとしている人の多くがディーゼルエンジン搭載車のほうに魅力を感じたことでしょう。

そのクリーンディーゼル車に対する補助金支給も、抜本的な見直しが行われる方針が明らかにされました。1台当たりの補助金支給額は、半分に減らされるそうです。この方針が実施されることでクリーンディーゼル車の人気がどのようになるのかはわかりません。中古車市場での人気にはあまり影響を与えないとされていますが、今後の動向に注目したいと思います。