クルマを買取に出すさい、買取査定価格を下げてしまうこととなるものには事故歴があること、低年式であること、多くの距離を走っていることなどをあげることができます。また人気のない車種であることもあまり高く売れないクルマの代表的なものとなりますが、色が悪いことも買取査定価格にマイナスの影響を与えます。

一般社団法人である日本流行色協会は毎年12月に、その年に魅力的だったカラーデザインのクルマを「オートカラーアウォード」として発表しています。昨年発表された「オートカラーアウォード2015」ではスズキのハスラーに使用されている3つのカラーデザインが選ばれました。今年の「オートカラーアウォード2015-2016」ではスズキのラパンに使用されている3つのカラーデザインが選ばれています。フレンチミントのエクステリアにキャメルシートファブリックの内装としたもの、コフレピンクのエクステリアにベージュシートファブリックの内装としたもの、フォーンベージュのエクステリアにブラウンシートファブリックの内装としたものの3カラーデザインで、生活者のライフスタイルを垣間見ることができるカラーデザインであることが授賞理由となりました。デザインをしたのは女性で、細部にまでデザイナーの思いが生かされており、世界観を感じることができるともされています。

昨年のオートカラーアウォードでグランプリを受賞したハスラーにも、新色がでました。今年のラパンのグランプリ受賞理由には自動車としてはこれまで採用されにくかった色域に挑戦し、実現したことも挙げられています。スタンダードではない色のクルマは遊び心にあふれていて、魅力的に見えます。

車を自分好みのカラーにしたいと思ったとき、全塗装を施し、好きな色に塗り替えてしまうという方法もとることができます。しかし全塗装をしたクルマは買取に出すさい、買取査定価格を大幅にダウンさせてしまうことになるので注意が必要です。全塗装をするともともとは不人気色だったのではないか、大事故でダメージを受けたことによって全塗装としたのではないかなどというふうに勘ぐられます。そのため査定は通常のものよりかなりシビアに行われることになり、どうしても高い買取査定価格は出ないことになります。

また全塗装をしたクルマはメーカーの純正色ではなくなってしまうことから、あとで一部分だけの塗り直しがさきなくなってしまっています。このため中古車として販売するさいも価格を下げなければならなくなります。

車を買取に出すさい、よほどの特殊事情による全塗装以外は買取査定価格を大幅にダウンさせてしまいます。自分で廃車になるまで乗りつぶす、という場合以外、全塗装を行うさいは覚悟が必要です。