「オートカラーアウァード2015」に輝いたスズキのハスラーをはじめとして、ここのところカラフルな車が人気を集めているような気がします。テレビのコマーシャルなどを見ていると、ダイハツのウェイクやスズキの新型アルトなど、明るく、ポップな色もカラーバリエーションとして取り揃えているクルマをよく見かける感じがします。 こういった車はもちろん女性ユーザーを対象にしているのでしょうが、色味がある車が多く出回るようになってきたということは、景気も少し上向いてきたということなのでしょうか?

今週はニュースでも景気の良い話題が気になりました。たとえば、中国人観光客の来訪。旧正月にあたるため中国ではお休みとなり、日本に来る観光客が一気に増えているということです。お正月に海外旅行、というだけでも十分にうらやましいのですが、驚くべきは日本での買い物に対する意欲の高さです。「爆買い」などと報道されていますが何百万円単位で買い物を楽しんでいるそうで、本当にびっくりします。

また株価も終値が1万8000円越えとなったそうで、これも十何年かぶりだということです。このまま景気が回復すれば良い、と思う一方で、中古車販売業者としては景気は良すぎない方が商売しやすいのかと、考えたりもします。

景気のあまり良くない時代には、モノトーンのクルマが多く流通します。白色や黒色の車は、乗る人を選びません。そのため男性や女性、若い人からお年を召した人にまで、幅広く購入されます。反対にハッキリとした色の車は、どちらかと言えば若い人向けです。パステルカラーは、やはり女性ユーザーに限定されるでしょう。中古車販売業者として仕入れを行うさい、車のカラーは重視せざるを得ません。車種や状態がまったく同じ中古車2台あったとしたら、赤色や黄色、緑色、あるいはパステルカラーなどの塗装がなされている車のほうが、白色や黒色、あるいはグレー、シルバーなどの塗装車よりも、断然、安く仕入れることが可能です。

しかし不人気であるカラーの車でも、塗装を全部やり替えて、人気色の車として販売することができます。全塗装を施すことで不人気色の中古車で会っても、人気色の車としてそれなりの価格で販売することが可能になります。もちろん塗装にかかる費用の分だけ多くメンテナンス代がかかることになりますが、不人気色の中古車ということでかなり安く仕入れれることができるので、人気色の車をそのまま販売するよりも、まだ安い価格で販売することが可能になります。

しかし、全塗装にはかなりの技術が必要です。安価にできる塗装では仕上がりが粗く、お客様に自信をもって販売することはできなくなってしまいます。このへんの考え方、利益のあげ方は非常に難しいと、いつも考えさせられます。