昨年1年間に販売された自動車の台数が、日本自動車販売協会連合会から発表されました。バスやトラックといった大型の自動車を含め、昨年1年間で新車登録された台数は329万98台。その前の年になる2013年に比較すると101.3%と、アベノミクスによる景気上昇が叫ばれてはいたものの、その伸びはわずかなものととどまっています。

これに対し軽トラックからワゴンまでを含めた軽自動車の販売台数は全国軽自動車協会連合会調べで227万2,789台。2013年に比較すると107.6%という数字になっています。

この数字からわかるのが、販売された新車のうち軽自動車の割合がどのくらいかということ。だいたい40%が軽自動車だったことがわかります。

しかしバスやトラックも含まれていますので、家庭用乗用車だけではどうなるのでしょう。日本自動車販売協会連合会によると登録乗用車新車販売台数は286万472台、全国軽自動車協会連合会によると軽乗用車新車販売台数は183万9,118台となっています。この数字から比率を出してみると軽自動車の販売は39%となり、乗用車だけに限らない全体の比率とあまり変わらないことがわかります。

また、軽自動車を含めた新車販売台数は556万2,887台で、500万台を大きく超えました。新車販売台数が500万台を超えたのは3年連続です。昨年の4月には消費税が8%に増税されました。この影響を受けることで新車販売台数も伸び悩むことが予想されたのですが、意外にも伸びを見せた、ということになります。

しかし増税後も好調な売れ行きを見せたのは軽自動車のほうだけで、軽自動車以外の自動車は3月末までに販売した「駆け込み需要」が大きかったことでの伸びとなったようです。増税後の4~12月の販売台数は約218万台であり、これはリーマン・ショックが起こった年の同時期とだいたい同じ水準なんだそうです。

このようにみてくると新車販売台数は世の中の動き、増税などの影響をもろに受けるということがわかります。売れ行きが鈍るようなことがあらかじめ決まっている時期、自動車販売に関わる人にとっては地獄のような日々を送る羽目になります。今年はひつじ年。経済界では「ひつじ辛抱」などと呼ばれ、あまり良くないとされています。

ここ数年、軽自動車はすごい勢いで伸びてきていますが、始まったばかりの2015年、軽自動車に対する税金は引き上げられることになっていますが、市場はどのように反応するのでしょうか?

車好きの私としては、商売は別としてもたくさんの人が車を楽しんでくれるようになると良い、と思います。ここのところ円安の影響でガソリンの値段も下がっています。今までは遠出することをためらっていた人も、ドライブを楽しんできてはいかがでしょうか?